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この記事は以下の記事のおまけページとなります。めちゃくちゃ詳しく解説していますので、是非ご覧ください!
速読の誤解
数々の書籍において速読を推薦したり、速読を専門とする塾がありますが、どうして速読が推薦されるようになったのでしょうか?
拍子抜けするかもしれませんが、その答えは「思い込み」です。
というのも、前述したとおり速読には効果がないことがわかっていますが、速読を進める方たちは例外もなく、あらゆるジャンルの幾多の数の本を読んでその知識を自分のものとして活用されています。
ビジネス本に特に顕著なのですが、出回る知識には限りがあるため、大量の本を読んでいくと重複した内容があることに気付いてきます。
そのため、すべての文章を読まなくても書かれている内容の予想ができてしまうのです。
それが「速く読んで理解ができた。」という誤解を生んでしまいます。
このことから、速読が推奨されるのは初心者ではなく、熟練者なのです。
では、本を速く読むにはどうするのが正解なのでしょうか?
速読の裏ワザ【テクニック編】
速読の方法には2つの方法があります。
1つ目「第1章のみ見る」
これは本の特性に由来します。というのも、本のはじめには「キラーコンテンツ」と呼ばれるものが配置されています。これは本の要約や出来の良いコンテンツという意味です。
そのため、第一章がつまらなければほかの章は読まなくてよい。という方法をとることができます。
本の内容が知りたいのに読まない。というのは本末転倒と思われるかもしれませんが、興味の惹かれない内容は覚えづらいので、割り切ってほかの本を読むことを推奨します。
2つ目「文章の1/3のみ見る」
タイポグリアセミア現象をご存知でしょうか?この現象は文章に含まれる単語の最初と最後の文字さえ認識できていれば理解に影響を及ぼさない。というものです。
例えば、
「みまなさ に だじいな おらしせ。こたのび なかおせいげどうつ が ぜたっいにばれないように どやらき の りにゅあーる を おなこいました。」
「皆様に大事なお知らせ。この度中尾清月堂が絶対にばれないようにどら焼きのリニューアルを行いました。」
お分かりいただけましたでしょうか?未だにメカニズムは不明なのですが、このような認識のトリックを応用したのが文章を1/3のみを読むというテクニックなのです。
皆さんの読書ライフが充実することを心より願っています。
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