みなさんはバミューダトライアングルについてご存知でしょうか?バミューダトライアングルとは、現在でも未解決とされている数々の失踪事件を引き起こした海域の名称です。
この海域は漫画「ワンピース」においても作中で魔の三角地帯(のモデルとなって登場しています。
今回は、そんな魔の海域につい徹底解説していきます。
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目次
バミューダトライアングルとは?
バミューダトライアングルは、北大西洋に位置する海域で、バミューダ諸島、フロリダ州マイアミ、プエルトリコのサンフアンを結ぶ三角形のエリアを指します。この海域は、多くの船舶や航空機が原因不明のまま消失した場所として知られています。
注目されることになった理由とは?
バミューダトライアングルが有名になった理由は、主に数多くの不可解な失踪事件と、それにまつわる数々の理論や仮説によるものとされています。
まず、この地域で発生した数々の失踪事件が注目されました。
特に有名な例としては、
これらの事件は広く報道され、世間の関心を集めました。
メディアの影響も大きく、この地域のミステリーはテレビ番組やドキュメンタリーでも頻繁に取り上げられました。こうした報道やエンターテインメントの影響により、バミューダトライアングルの知名度は世界中に広がりました。
このように、バミューダトライアングルが有名になったのは、数々の謎めいた失踪事件、メディアや書籍による広報活動、そして超自然的な仮説や理論が一般の関心を引き付けた結果とされています。
バミューダトライアングルの最初の失踪事件:エレン・オースティン号の謎
バミューダトライアングルで初めて記録された失踪事件として有名なのは、エレン・オースティン号にまつわる物語です。この事件は19世紀末に発生しました。
エレン・オースティン号の航海
1881年、エレン・オースティン号というアメリカの商船がニューヨークからロンドンへ向けて航海していました。船は順調に航海を続け、大西洋を横断する途中、バミューダトライアングルの近くに差し掛かりました。ここで彼らは、無人の船を発見します。この船には乗組員が一人もおらず、放棄された形跡がありました。
謎の無人船
エレン・オースティン号の船長は、この無人船を調査することにしました。船内はきれいに整頓され、特に異常は見当たりませんでした。しかし、乗組員が一人もいないことは非常に不気味でした。船長はこの無人船を「漂流船」と名付け、自分の乗組員の一部をその船に乗り移らせ、共にロンドンに向かうことにしました。
さらなる謎
ところが、エレン・オースティン号と漂流船は再びバミューダトライアングルの海域を進む途中、激しい嵐に見舞われました。嵐が過ぎ去った後、エレン・オースティン号の船長は漂流船を見失ってしまいます。しかし、数日後に再び漂流船を発見しました。驚くべきことに、再び無人船になっていたのです。彼が送り込んだ乗組員は全員行方不明となり、船には何の痕跡も残されていませんでした。
終わりなき謎
船長は再度、別の乗組員を漂流船に乗り移らせましたが、今度も嵐に遭い、漂流船は再び消失しました。これ以上の冒険は危険だと判断した船長は、漂流船を諦め、エレン・オースティン号は無事にロンドンに到着しました。しかし、この事件は海事史において最も神秘的な出来事の一つとして語り継がれています。
このエレン・オースティン号の物語は、バミューダトライアングルの謎を象徴する初めての事件として、多くの人々の想像力をかき立てました。幽霊船、行方不明の乗組員、そして二度にわたる失踪。これらの要素が組み合わさり、この事件はまるで冒険小説のような興味深いエピソードとして記憶されています。
バミューダトライアングル失踪事件のの3つの原因とは?
これらの事件の原因は未だはっきりとわかっていませんが、現在考えられている要因は3つほど上げられます。
①バミューダトライアングルの自然現象による原因説
バミューダトライアングルでの不可解な失踪事件に関して、科学者たちはいくつかの自然現象による原因説を提唱しています。これらの説は、神秘的な出来事を合理的に説明しようとする試みです。
メタンハイドレートの噴出
一つの説として、海底に存在するメタンハイドレートが突然大量に噴出する現象が挙げられます。メタンハイドレートは、低温・高圧の環境下で海底に存在するメタンガスの氷結物質です。もし海底が不安定になり、このメタンが一気に噴出すると、水中の浮力が急激に低下し、船舶が沈没する可能性があります。また、メタンガスが大気中に放出されると、航空機のエンジンが停止することも考えられます。
強烈な海流と嵐
バミューダトライアングルの海域は、強力な海流と頻繁な嵐が発生することで知られています。ガルフストリームと呼ばれる強い海流がこの地域を流れており、これが船舶を突然進路から逸らすことがあります。
また、熱帯低気圧やハリケーンが頻繁に発生し、これらの暴風雨が船舶や航空機の航行を危険にさらします。嵐の中で航行中に遭難し、行方不明になるケースも多いとされています。
地磁気異常
バミューダトライアングルは、地磁気異常が発生しやすい地域とも言われています。地磁気異常により、船舶や航空機のコンパスが狂うことがあり、これが原因で進路を見失うことがあります。
特に、昔の航海技術に依存していた時代には、地磁気異常が原因で多くの船舶が迷子になり、最終的に行方不明になったと考えられます。
潮汐の変化と潮流
バミューダトライアングルの海域では、潮汐の変化や強力な潮流が発生することがあります。これらの自然現象により、船舶が制御を失い、危険な状況に陥ることがあります。また、潮流が複雑に絡み合うことで、船舶の位置を特定することが難しくなることもあります。
これらの自然現象による原因説は、バミューダトライアングルの神秘的な失踪事件を合理的に説明するための試みです。科学者たちは、これらの現象が組み合わさって予測不可能な状況を生み出し、船舶や航空機が消失する原因となっている可能性が高いと考えています。
バミューダトライアングルの超自然的な説明
バミューダトライアングルの謎を解明しようとする試みの中で、科学的な説明だけでなく、超自然的な説も多く提唱されています。これらの説は、神秘的で理解しがたい現象を説明するために、超常現象やSF的な要素を取り入れています。
1. 宇宙人による誘拐説
最も有名な超自然的な説の一つは、宇宙人による誘拐説です。この説によると、バミューダトライアングルは宇宙人が地球を訪れるためのゲートウェイであり、彼らが船舶や航空機を誘拐しているというものです。
宇宙人が地球の技術や生物を研究するために、これらの乗り物を捕獲し、乗組員を連れ去っているという考えです。この説は、失踪した船舶や航空機がまったく痕跡を残さずに消えてしまうという事実を説明するために提唱されました。
2. 時空の歪み説
もう一つの興味深い説は、バミューダトライアングルが時空の歪みや異次元へのポータルであるというものです。この説によると、バミューダトライアングル内には時空の歪みが存在し、これが船舶や航空機を異次元や過去・未来の別の場所に送り込むというものです。
いわば「時空の穴」に吸い込まれ、元の世界に戻れなくなったという考えです。この説は、失踪事件が突然かつ不可解に起こる理由を説明しようとしています。
3. アトランティスの影響説
バミューダトライアングルの海底には、失われた古代文明アトランティスの遺跡が存在するという説もあります。アトランティス文明が高度な技術を持っており、その技術が現在も作動しているため、船舶や航空機が引き寄せられたり、消失したりするという考えです。
特に、アトランティスのクリスタルパワーやエネルギーフィールドが、バミューダトライアングル内で奇妙な現象を引き起こしているとされています。
4. 超常現象や幽霊船説
バミューダトライアングルには、幽霊船や怪異現象が頻繁に目撃されるという説もあります。
例えば、行方不明になった船舶や航空機が、幽霊船や怪異現象として現れるというものです。これらの現象は、失踪した乗組員の霊が現れるとする信じがたい話も含まれます。怪異現象としては、船上での不可解な光や、奇妙な音などが報告されています。
5. サイキックエネルギー説
一部の超自然説では、人間のサイキックエネルギーがバミューダトライアングルに影響を与えているとされています。これは、人間の意識や感情がこの地域に集中することで、現実に影響を及ぼし、異常現象を引き起こしているという考えです。特に、恐怖や不安が増幅され、物理的な現象として現れるというものです。
科学的な証拠は乏しいものの、これらの説は人々の想像力を刺激し、バミューダトライアングルの神秘性を一層深める要因となっています。
結論
さまざまな要因が複雑に絡み合い、バミューダトライアングルの謎を深めていると考えられます。科学的な証拠が乏しいため、具体的な原因を特定するのは難しいですが、この神秘的な地域は今後も多くの人々の興味を引き続けるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!次回もお楽しみに!
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