「トラウマは存在しない」
なんて言われたら…
え、いやいや、あるでしょ?って思いますよね。
あの頃のあれが辛かった。親に言われたあの一言、担任のあの態度、ムカつく同級生のあの言葉。
今でもフラッシュバックするし、引きずってる自覚があります…
…なのに、この本は言い切るんです。
「トラウマなんて存在しない」って。
マジで言ってんの?ってなるけど、実はこの主張には裏があるんです。
実は“トラウマを利用してる”だけかもしれない
アドラー心理学のポイントはここ。
「あなたは、トラウマを使って現状を正当化してる」ってこと。
たとえば──
赤面症の女の子がいました。
「顔が真っ赤になるのが悩みなんです」って相談したんだけど、
「じゃあ、赤面症が治ったら何したいの?」って聞かれた時に、こう答えるんです。
「好きな人に告白したいです…でも勇気がなくて…」
はい、ここでズバッとアドラーが切り込む。
「あなたは“赤面症だから告白できない”って思ってるけど、
実は“振られるのが怖いから赤面症を言い訳にしてる”んだよ。」
…これ、グサッときません?😭
本当は、自分で“やらない理由”を作ってるだけ
「夢を親に反対されたから、お笑い芸人になれなかった」
「だから今は好きでもない会社で働いてる」──これも同じ。
アドラーはこう言う。
「親父のせいじゃなくて、
“挑戦して失敗するのが怖かった”から、
親のせいにしてるだけだよ。」
やばくないですか?w
この話、トラウマだけじゃなくて、怒りや劣等感ですら“道具”として使ってるかもって言うんです。
「カッとなって怒った」は嘘?
怒りって“コントロールできない感情”って思ってませんか?
でもアドラーは言います。
「怒りは選んで使ってるもの。
コントロールできないなんてことはない。」
例えば、ウェイトレスが飲み物こぼした時、
あなたはキレたとします。
でもそのときナイフ持ってたら刺してましたか?って聞かれたら…
え、さすがにそれはしないでしょ?
ってなる。
つまり、そこには理性がある=感情はコントロール可能ってこと。
“褒める”もNG!?アドラー心理学の衝撃
アドラーの中では、「褒めることすら否定」されます。
「褒めるって、上の人が下の人を評価する行為なんだよ。」
だから、部下でも後輩でも、褒めてはいけない。褒められようとしてもいけない。
その代わりに必要なのは…
「ありがとう」の感謝。
・ゴミ拾いしてくれたら「すごいね」じゃなく「ありがとう」
・手伝ってくれたら「偉いね」じゃなく「助かったよ、ありがとう」
これが、自由な人間関係の第一歩らしいです。
あなたの悩み、すべて「対人関係」かもしれない
アドラーの名言のひとつ。
「すべての悩みは対人関係の悩みである」
え、いやいや、対人関係だけじゃないでしょ?って思いません?
でもお金も、仕事も、夢も、全部“人との関わりの中”にある。
誰かと比べるから不安になるし、
誰かから評価されたいから頑張る。
結局ぜんぶ、人が絡んでる。
他人の課題には、もう踏み込まない
アドラーは言います。
「他人の課題には、介入するな。」
子供が勉強しない?それで損するのは誰?──子供。
親が心配して口出すのは、“子供の課題に介入してる”状態。
自分のことは自分の責任。
他人のことは他人の責任。
この「課題の分離」をすると、めちゃくちゃ心が軽くなります。
この本を知らないまま、人生終えるのは正直もったいないと思います。
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